
受注・生産・納入のスピード化、
コスト低減を極限まで求める電子回路部品製造を支える
[生産管理システムGLOVIA-C PRONES V10]
LSI、電子回路部品メーカーの最大の課題は、リードタイムの短縮と原価低減。東北屈指の生産実績を誇るアキタ電子システムズは、お客様の戸口からチップ部品を受け取り同社工場へ、完成品をふたたびお客様へお届けするまでのTAT(turnarounds time)を極限の2.7日(平均)で業界の期待に応え続けている。同社の生産ラインを支える情報システムがGLOVIA-C PRONES V10。さらなるTAT短縮とコスト低減に向かうべく、生産管理情報をタイムリーにピックアップし経営戦略に活かそうとの試みも始まっている
株式会社アキタ電子システムズ
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グループ会社 株式会社アキタセミコンダクタ
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株式会社アキタ電子システムズ
取締役業務本部長
中川 英二 氏
アキタ電子システムズは2002年、それまでの経営方針を大きく転換する舵取りをした。取締役業務本部長 中川 英二 氏は当時の状況を、「大手メーカーの子会社ですので、当時は受託加工的な展開にとどまっても『よし』としていました。その間に競争力が低下し、大きく依存していた製品についてもコスト競走に巻き込まれざるを得ない状況になり始めました。そこで製造力から設計力を分離し競走に打ち勝つよう両部門を分社化したのです」と語る。
経営方針の転換にともなって大きな課題となったのが、メインフレームをベースにしていた各情報システム。「一口に言ってしまえば当時の大企業向けメインフレームは大艦巨砲的で、中小零細メーカーとして攻めに転じようとする当社には重すぎ、目指す業態に合わなくなっていくのではと思われました。そこで『優れたパッケージを探そう』ということになったのです」(中川氏)。
方針転換後、設計を前面にしたアキタ電子システムズと、高い技術力で製造を受けもつグループの株式会社アキタセミコンダクタは、それぞれの強みを最大限に発揮しながら攻めの戦略を打ち出した。そして4年後のいま、同社は情報家電や通信分野をはじめとする多くのメーカーからの受注を得るまでになった。TAT 2.7日というスピーディーな生産態勢はTAT 7日が決して珍しくない業界において群を抜いている。このパワーこそ、地勢的にやや不利な東北にありながら高い競争力を保持している要因の一つ。競争力向上を支えたGLOVIA-C PRONES V10の導入経緯について見ていく。
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株式会社アキタ電子システムズ
情報システムグループ 主任技師
堀井 雅之 氏
新システム選定にあたり、経営トップからは「仕事を行ううえで真に必要な機能は何か、原点から考えて欲しい」との指示が出されたという。指示の対象は情報システム部門にとどまらず、製造部門、管理部門を始めとする多くの部門の関係者にわたった。そして社を挙げて、何社ものパッケージシステムのデモンストレーションが精査。その結果、GLOVIA-C PRONES V10が選定された理由について、同社情報システムグループ主任技師 堀井 雅之 氏は「半導体メーカーに馴染みやすいパッケージシステムはどれかとの視点で選定作業を続けながら、国内外で導入実績を積む富士通のGLOVIA-C PRONES V10に決定しました」と語る。
メーカー会社の根幹に関わるともいえる生産管理システムを一気に入れ替える作業に際して、もっとも求められた要素について、堀井氏は「SEの力強いリード力だった」と振り返る。より具体的には、パッケージシステムを導入後、各機能によって仕事のフローがどう効率化するか徹底的に質疑応答を重ね、その過程で真に必要な機能はどれかをしっかり見極めていくなどのやり取りだったという。また、やり取りがうまくかみ合うよう、プロジェクトの立ち上がり期、アキタ電子システムズ側と富士通側とで用語の意味を確認し合う作業に多くの時間を費やしたことについても、堀井氏は「スムースな導入の成功要因だった」と語る。
こうして2004年春にスタートした新システム移行プロジェクトは、きっかり1年の移行期間を経て2005年5月の安定稼働にいたった。同社がシステム選定に全社態勢で臨んだのは、真に自社に合った生産管理システムを導入できるかどうかが、これからの競走に勝ち残るかどうかを左右する要素になると確信していたからといえるだろう。
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GLOVIA-Cの生産情報システムPRONES V10の役割は、多彩な生産形態・管理方式に適合しながら、標準品のリピート生産、オプション受注生産、個別受注品生産などの最適化を図るところにある。また生産形態に合わせた原価管理についても、実際原価とリアルタイム標準原価をスピーディーに提示するなどの機能を備え、効率的生産計画に欠かせない情報を提供することができる。
アキタ電子システムズに求められるのは、スピーディーな生産と厳しいコスト管理を要する「半導体後工程」において効率的な生産管理システム、購買業務に対するワークフローシステム、そして新しい原価管理システムの3つのシステム構築だ。
1年間にわたる徹底した検討のすえに導入されたシステムは、計画・資材、購買・在庫の管理業務を重視した、拡張性の高いものとなった。
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株式会社アキタ電子システムズ
情報システムグループ 技師
三浦 満 氏
2005年5月本格稼働のGLOVIA-C PRONES V10が、同社の誇るTAT 2.7日を更新することは間違いない。またスピーディーできめ細かい原価管理機能によって、同社生産技術が一層の競争力を付けていくことも確かといえる。
また、このような目に見える導入効果とは別の面での効果も上がっている。同社情報システムグループ技師 三浦 満 氏は、導入後の製造部門について「GLOVIA-C PRONES V10を導入は、お客様からいただいた注文から、工程内に受注製品製造を展開していく手順をはじめ、一つ一つの業務が最適なのかを見直す良い機会になっています。また現場担当者の多くが、どこで原価確認をするべきか具体的に考えるようになってきました」と語る。 思わぬ効果、期待以上の効果は、真に必要とされるシステムとは何かを徹底的に追求する過程で体得した、社員が各自の業務を全体的視点で見直すという姿勢から生まれたものといえるだろう。
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景気が一段と加速の様相を見せるなか、同社工場ラインも増設・増強の運びとなり生産現場は一段と活気を帯びてきている。生産管理システムの役割もますます高まる中、さらにシステムのステージをワンランクアップしようとの動きも具体的になってきた。「見えはじめた課題は、生産管理システムによって得られた情報から、いかに経営戦略のための情報をピックアップするかです。データウェアハウスを導入・活用すれば、経営判断に役立つ情報をタイムリーに引き出し、ますます激しさを増す電子回路設計・実装業界で戦っていけるだろうと確信しています」(堀井氏)。
GLOVIA-C PRONES V10は、生産管理の世界から戦略立案を強力にサポートするシステムとして期待に応え続けていく。
パートナーメッセージ
富士通株式会社
東北営業本部 産業・情報営業部 課長代理
田中 潤 氏
国内屈指の半導体アッセンブリーメーカー、アキタ電子グループ様は4年前の再編をバネに大きく躍進されましたが、稼動記念イベントで「選択は間違っていなかった」言っていただいた事は営業冥利につきる大きな喜びでした。おかげさまで1000システム導入の実績を上げるまでに成長したGLOVIA-C PRONES V10は、導入企業様の成長とともに進化してまいりましたシステムともいえます。今後とも末長くお付き合いをいただき、貴重なご意見ご鞭撻を賜りたいと考えています。



