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導入事例
双葉電子工業株式会社様
変化する環境に即応しながら事業を拡大
富士通製ERPパッケージでグローバルな拡張性と柔軟性を獲得
[2004年12月1日 掲載]
| 導入事例キーワード | |
|---|---|
| 業種: | 製造 |
| ソリューション: | ERP |
| ソフトウェア: | 統合業務ソリューション GLOVIA-C会計情報V10、帳票開発支援ソフトウェア Interstage List Creatorデザイナ、電子帳票システム Interstage List Works、運用管理ソフトウェア SystemWalker OperationMGR、RDBソフトウェア Symfoware Server |
| ハードウェア: | IAサーバ PRIMERGY |
| 課題と効果 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1 | 既存システムからの安全確実な移行 | 実績のあるERPパッケージにより、ほぼノントラブルでシステム移行と運用を実現 | ||
| 2 | 激変する経営環境へ柔軟に対応 | Webベースのオープン性と豊富な関連プログラムで、求められる機能をスピーディーに実現 | ||
| 3 | ワールドワイドな事業拡張を支える拡張性 | 多彩なERPパッケージGLOVIAファミリー間の連携で、グローバルな成長を支援する基盤を確保 | ||
企業の生き残りの条件は、技術力と営業力だけではありません。繁栄を維持するために不可欠となるのは、ビジネス環境の変化に対応できる「柔軟性」です。時代が求める製品をいち早く提供する、市場の変化に即応し企業リソースを再配分する、コアコンピタンスを見極めて競争力を強化する・・・・。このように経営の本質を見極め、戦後日本の電子立国を支えてきた企業が双葉電子工業様です。カバーする事業のほとんどが業界トップシェアであり、圧倒的な競争力を持っています。そんな同社はITシステムにも、グローバルなレベルでの拡張性と柔軟性を求めました。そして、その条件をクリアしERP会計パッケージとして採用されたのがGLOVIA-Cです。
導入の背景
蛍光表示管のトップ企業
会計パッケージのサポート終了で求められた決断

渡邊 勲氏
取締役 業務管理部 経理・事業会計グループマネージャー

吉田 茂氏
業務管理部 経理・事業会計グループ 経理ユニット 主任調査役
戦後、日本の復興を支えた電子部品に「真空管」があります。双葉電子工業様はその市場性に着目し、ラジオ受信用真空管の製造・販売を目的に1948年(昭和23年)に創業。優れた品質が認められ、日本の電機・電子産業の発展に貢献しました。しかし真空管の斜陽化から1970年(昭和45年)に製造を全面的に中止。同時に、真空管技術を活かして蛍光表示管(注1)の製造・販売を開始し、現在では業界トップシェアを誇ります。
蛍光表示管のほか、プレス金型用部品やモールド金型(注2)用部品、ホビー用や産業用ラジコン機器の無線機器などを開発し、業界ではトップクラスの技術力とシェアを持っています。1986年(昭和61年)には、東京証券取引所市場第一部へ上場。国内をはじめ東南アジアや欧米に製造・販売の拠点を構えて、グローバルな経営基盤を形成、IT技術活用による更なる事業拡大を推進しています。(2004年9月末現在の連結対象子会社数21社)。
双葉電子工業様は一部上場にあわせて経理業務をシステム化し、業務の効率化と標準化を進めています。しかし、1990年過ぎには課題が見えてきました。「汎用機を使用してシステムを構築しましたが、柔軟性に難がありました。外圧や規制緩和など、ビジネス環境は激しい勢いで変化していき、当社も組織や業務システムを柔軟に変化させていかなければいけません。それへの追随が困難になってきました」と同社
業務管理部 経理・事業会計グループ 経理ユニット 主任調査役 吉田 茂
氏は語ります。そして2000年、オープン系のパッケージを利用して汎用機から移行。しかし、そのパッケージのサポート終了に伴い新たな決断を求められることになります。
導入の経緯
採用の必須条件は拡張性と柔軟性
さらに実績とグローバル対応で富士通GLOVIA-Cに決定

中山 敏彦氏
業務管理部 経理・事業会計グループ 財務ユニット 企画チーム
通常であれば、同じ会社が提供する同シリーズのパッケージを利用して、バージョンアップすることになります。しかし、ソース言語が異なるなど、シリーズ間のスムーズな移行性が乏しいことがわかりました。管理会計など双葉電子工業様では、多くの機能をアドオンしていたため、バージョンアップに相当の時間と費用がかかります。
さらに、既存のパッケージでは海外で使用できず、グローバルにビジネスを展開する同社にとって大きな不満となっていました。そこで、他社の会計パッケージやERP製品を利用した再構築も視野に入れ、2003年初頭から本格的に検討を開始しました。
5月には候補を絞り、各社営業担当者に声をかけます。7月には2社に絞り、8月の2日間をかけて富士通はフィット&ギャップを実施。その結果を受けて、9月に富士通の中堅企業向け統合業務パッケージGLOVIA-Cの採用が決定しました。
選択の前提となったのは、グローバルなレベルでの拡張性と柔軟性でした。同社は早くから製造拠点を海外に移転。グループ全体での連結会計(注3)やリアルタイムな経営情報の入手が求められます。さらに国内に限らず、現在はワールドワイドでビジネス環境が大きく変化しています。これら拡張や変化に即応できる能力が必須でした。「経理部門の責務に決算業務の迅速化と会社業績の早期開示があります。確実、迅速、安全、継続的に変化に対応でき、グローバル化にも順応できるシステムとしてGLOVIA-Cを選択しました」と、選定の理由を同社
業務管理部 経理・事業会計グループ 経理ユニット兼財務ユニット ユニットリーダー 川
友子
氏は語ります。
「私が富士通を候補に入れたのは、実績を重視したからです。GLOVIA-Cは中堅・中小規模レベル向けのERPとしては、国内で最も多く利用されています。これは高信頼性の証でもあります。加えて富士通という企業の信頼性もあります。信頼できる企業が直接販売し、システム構築します。これが魅力でした」と、同社
業務管理部 経理・事業会計グループ 財務ユニット 企画チーム 中山 敏彦 氏は振り返ります。
導入の効果
Excelベースで効率的に開発
操作性も優れレポート作成業務をスピードアップ
2003年10月からシステム構築を開始し、翌年3月からテスト。4月から旧システムと並行稼働し、カットオーバーは7月からです。「順調に予定どおりカットオーバーでき、ここにもGLOVIA-Cの構築しやすさが現れていると思います。また、初めての月次処理のときは富士通のSEの方が立ち会い、その場で不具合を解消していただきとても助かりました。旧システムからの移行はトラブルがつきものですが、富士通を選んで間違いがなかったと確信しました」と、中山氏は認めます。
「使い慣れたExcelを最大限に活用して構築できました。マスター作成でも旧システムからExcelに落とし、加工後GLOVIA-Cに登録できます。アドオン機能もExcelベースで追加でき、メンテナンスも楽になっています。このExcelとの親和性はすばらしいと思います」と、同社
業務管理部 経理・事業会計グループ 経理ユニット 会計チーム 古山 晃
氏も語ります。
稼働後も、「GLOVIA関数を利用して、独自の帳票を作成したり分析用のレポートも作成できます。経営や企画資料の作成もスピーディーになりました」(古山氏)。さらに「旧パッケージのベンダーは、製品改良を要求しても、腰が重くほとんど取り上げてくれませんでした。その点、富士通は真摯に受け入れ、質問や要求へのレスポンスも良好でした」と吉田氏は富士通の的確な対応に満足しています。
[図]
容易にカスタマイズが可能なGLOVIA-C
将来の展望
ほぼノントラブルで稼働
GLOVIAによるグループでの連結決算を目指す
「GLOVIA-Cは奥の深い製品で、初心者にも簡単ですが、利用者が慣れてくるとそれに応じて新たな機能が見えてきます。GLOVIA-Cを使いこなすために私たちのレベルを上げているところです」と、古山氏は語ります。
富士通の手厚い支援もあり、稼働後ほとんどノントラブルで運用ができています。「私たちと一体となった開発体制に感謝しております」と、同社
取締役 業務管理部 経理・事業会計グループ グループマネージャー 渡邊 勲
氏も認めています。シンガポールの子会社にも富士通の生産管理を中心とした製造業向けパッケージglovia.comの会計モジュールを導入し、2004年7月から稼働を開始。今後も海外での展開を積極的に進めていく予定です。
「本社での実績をベースに、海外拠点のシステムにもGLOVIAを提案していきます。海外の生データをGLOVIA-Cに取り込み、リアルタイムにビジネス状況を把握できる環境を提供したいと考えています。また、これら連携により、スムーズな連結決算の実現を目指しています」と、吉田氏も今後の抱負を語ります。
双葉電子工業様では、次世代薄型表示装置FED(注4)の量産体制を世界で初めて発表し、2006年からのライン稼働に向けて準備を進めています。同社では次の事業の柱として、FEDに大きな期待を寄せています。変化しながら確実に成長を続ける双葉電子工業様。お客様の変化と拡張を、GLOVIA-Cが強力に支援しています。
【会社概要】
双葉電子工業株式会社
- 所在地: 〒297-8588 千葉県茂原市大芝629
- 代表取締役社長: 西室 厚
- 設立: 1948年(昭和23年)2月3日
- 資本金: 225億5千8百万円(東証1部上場)
- 従業員数: 6,590名(連結ベース)、1,703名(単体ベース)
- 事業内容: 蛍光表示管をはじめとして、金型用部品、ラジオコントロール機器など、多様な製品ジャンルをカバーしながら産業界に基礎器材を提供。
- ホームページ: 「双葉電子工業株式会社」ホームページ(2004年3月末現在)
用語解説
- 注1: 蛍光表示管
- 真空管と同じ原理で電子を飛ばし、蛍光体を発光させる表示パネル。当初は電卓に採用され、現在ではカーオーディオ、情報機器やPOSレジスタ、計測機器など、幅広い分野で使用されている。
- 注2: プレス金型とモールド金型
- プレス金型とは金属などの材料を成型加工し、同一形状・同一寸法の製品を得るための道具。モールド金型は、プラスチック樹脂成型用の金型。
- 注3: 連結会計
- グループ企業全体で決算を行い透明性の高い企業経理を目指すもの。従来日本では企業単位で決算を行う単独決算中心主義であったが、2000年3月期の決算からは、新しい会計制度の導入及び関連諸規則の改正により、連結決算が主体となった。
- 注4: FED
- フィールド・エミッション・ディスプレイの略で次世代のパネル状の表示装置。原理は電子銃を使ったCRTに似ているが、広視野で発色やレスポンス速度が優れ、液晶ディスプレイより更に薄型化が可能。
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