
管理会計を目指して「GLOVIA-C」を導入
データの有効活用で経常利益10億円を達成
20世紀と21世紀における企業経営の最大の違いは、「経営力」にある。20世紀までは営業力と技術力があれば生き残ることができたが、21世紀は情報活用による経営力が不可欠だ。GLOVIA-Cは、この信念に基づいて開発されている。このような富士通経理部の元部長(現コンサルタント)の俵 一雄によるセミナーに感銘を受けて、明治産業ではGLOVIA-Cを導入した。経理業務の大幅な効率化や経常利益10億円を達成するなど、目覚ましい効果を達成している。
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明治産業株式会社
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明治産業株式会社
専務取締役
西岡 正登 氏
自社ブランド「Seiken」で提供するブレーキ関連の部品と、その他各種自動車部品の輸出入を幅広く展開している明治産業。取り扱い製品の特長は、徹底した高品質・高性能にあり、業界では高い評価を得ている。創業は昭和8年。草分けの1社であり、長く業界を牽引してきた。
だが、老舗とはいえ既存の商圏と技術力に頼るだけでは、生き残りが困難な時代になった。かつての系列構造が崩れ、業界地図が大きく変わり競争が激しくなってきた。ビジネスがグローバル化し、外資系の攻勢も厳しい。銀行の審査が細かくなり、B/Sのスリム化を図らないと簡単に融資を得ることもできない環境となってきた。
「これからの企業には財務会計ばかりではなく、『管理会計』が必要ではないかと考えていました。そんなときに俵さんのセミナーに参加して感銘を受けました」と同社 専務取締役 西岡正登氏は力説する。
既存経理システムのリース終了を迎え、新たなパッケージを探していた頃、富士通経理部の元部長(現コンサルタント)の俵 一雄のセミナーとGLOVIA-Cに出会ったのである。さっそく会社に戻り管理会計の重要性やGLOVIA-Cの先進性を訴える。まだ半信半疑な幹部社員も多いことから、俵を自社に招いて特別に講演をしてもらった。これが、2003年8月6日のことである。
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明治産業株式会社
執行役員 総務部長
森角 卓也 氏
「それまでオープン系のパッケージを使用していたのですが、データ活用に難がありました。欲しいデータを抽出できず、紙に出力された元帳から拾っていました。経理課はそんな要求に忙殺されていました」と、同社 執行役員 総務部長 森角卓也氏は当時の課題を語る。
数社に提案を依頼し、新たなパッケージの選定に入る。当初の予想どおり、最終的に選ばれたのは富士通のGLOVIA-Cであった。その理由は同社が目指した管理会計関連の機能が充実していたこと。「それだけではありません。何といってもGLOVIA-Cは俵さんが経理部長時代に作ったシステムがベースと聞いていました。これなら間違いないだろうと思いました。情報システム部門ではなく、経理部門が主導で構築できるシステムに違いないと確信しました」と、西岡氏は強調する。
ここで、同社経理課でシステム構築の中心となったのが同社 総務部 経理課 課長代理 浅見俊哉氏であった。DOSの時代からパソコンに親しみ、その趣味が高じてかつての情報処理技術者試験を受験し、みごと合格している。社内セミナー後からFit&Gapに入り、翌2004年から構築を開始。その年9月から本格稼働している。「理解したつもりでも、思いこみが強かったりして、初めは試行錯誤の連続でした。マスター構築やわかりやすい入力操作の設定には苦労しました」と、浅見氏は振り返る。
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明治産業株式会社
総務部 経理課 課長代理
浅見 俊哉 氏
浅見氏の苦労の甲斐があって、GLOVIA-Cによる新システムは経理業務を大幅に効率化する。「まずデータの修正が楽になりました。旧システムでは些細な修正でも初めからやり直し数時間が必要でしたが、GLOVIA-Cは瞬時にできてしまいます。入金の消し込み機能を付加しましたが、これも経理課員の作業負荷を軽減しています」(浅見氏)。
「営業所と本部の役割分担が確実にできてきたことも見逃せません」と、GLOVIA-Cの導入効果を森角氏は分析する。例えばそれまで売上や損益のデータは、営業所の社員が打ち出された帳票から再入力して、分析用のデータに加工していた。または、本社経理課員に依頼して、コンピュータ内のデータを抽出してもらっていた。だが、GLOVIA-Cになって、いずれも不要になった。GLOVIA-Cから自在に取り出せるのである。
さらに、本社企画部や商品部で、各営業所のデータを取り出し、分析結果を提供するようになった。GLOVIA-Cのデータビューワで確認したいデータ範囲を指定し、Excel形式に出力するのである。これで、営業所の社員は自分たちの実績データ作成に追われることがほとんどなくなり、本来の営業活動に専念できるようになった。管理部門はマネジメントに専念できる。経理課の社員も、データ抽出に時間を取られることがまったくなくなった。
経営者としてはスピーディーなバランスシートの出力に感激したという。「驚きました。月締めと同時に損益がわかります。これなら経営的な対策を早急に打つことが可能となります」と、西岡氏はGLOVIA-Cの導入効果を高く評価する。このような経営判断と営業現場の努力もあって、GLOVIA-C導入翌年には同社初の経常利益10億円を達成している。
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経常利益10億円達成で、満足しているわけではない。「日次レベルでの損益の出力に期待しています。その完成でようやく私が描いた管理会計のゴールに近づきます」と、西岡氏は強調する。そのためのシステムの整備と仕組み作りを進めており、完成のめども立っている。
帳票の電子化も2006年10月度から稼働する。「大変楽しみにしています。何しろ本社地下1階の倉庫が出力された紙帳票で埋まっており、この保管費用が大幅に削減になります。赤坂という都心一等地の有効利用は、大きな経費節減になると思います」と、森角氏はGLOVIA-Cの帳票電子化機能に期待している。
ビジネスのグローバル化に対応し、明治産業では海外拠点を増やしている。その一環で中国の巨大プロジェクトである地下鉄部品の導入に成功し、大陸でのビジネス拡大の足がかりを作った。「我社のPRポイントは人材であり、最大の財産です」と、西岡氏は断言する。役割分担の明確化により、その人材の有効活用がGLOVIA-Cによって可能となった。ビジネスのグローバル化、利益の拡大、人材の有効活用……。GLOVIA-Cが明治産業の成長を強力にサポートしている。
本内容に掲載の明治産業株式会社 執行役員 総務部長 森角 卓也 氏におかれましては、2006年にご逝去されましたので、ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせ致します。
パートナーメッセージ
富士通株式会社
首都圏営業本部 流通統括営業部 流通第二営業部 営業主任
増元 航一郎
今回は他ベンダーからの移行プロジェクトであり、それに富士通を選んでいただいて大変感謝しております。明細データを有効活用する企業は成長すると、信じています。明治産業様も、ビジネス規模が拡大しており、少しでもお役に立てたかと喜んでおります。明治産業様はグループ企業も多くあり、企業の成長に従い連結決算も課題となると思われます。そこでも、GLOVIA-Cの機能がお役に立てるのではないかと期待しております。




