日本経済新聞朝刊平成13年3月28日掲載

紙だけの・窓付き名刺箱 |

CARD MATE Digica |
創業以来70年の歴史を持ち、名刺や封筒など事務用紙製品の大手として知られる(株)山櫻。環境マネジメントの国際規格ISO14001もすでに取得。業界初で環境にやさしい紙製の窓付き名刺箱を生み出すなど、その企業姿勢には社会への配慮を忘れない気持ちがつねに息づいています。
そんな同社が、市瀬社長のかけ声のもと、分散型のシステムを一新、本社集中管理型のVoIPによる本社・支店間のネットワーク構築をめざしたのは一年前でした。
VoIPとは、電話網のインフラをデータネットワークと統合、回線の稼働率をアップし、通信コストを下げる技術。
「もちろん通信コスト削減も期待していますが、今回の狙いは16カ所の支店、1カ所の工場を含めた生産・在庫管理を、本社一括で行うことです。当社の製品は、既製品だけでも約3000数百品目。従来のような本社・支店ごとの分散管理では、業務効率の面で限界だったんです。」
ネットワークは、富士通側のサポートのもと、昨年夏にまず本社へ導入。支店、工場への導入も順次進めています。
これからはリアルタイムで支店や工場を結び、在庫と生産の管理が本社一括で行える体制づくりを推進。余剰在庫の削減、迅速な生産体制により、コスト削減をめざします。
「また今回、国際会計基準並びに連結決算への対応を考慮して、本社の経理部門に富士通の『GLOVIA-C会計情報システム』を導入しました。金融機関とのスムーズな連携も見込めますね。」
急速に動きだした同社のIT化。卸売と連携した受発注システムなど、今後も積極的な展開が見込めそうです。