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いわき電子 様 導入事例 2

リードタイム短縮には柔軟な機能が必要


いわき電子
情報システムグループ

佐藤直美マネージャー

生産管理システムの構築にあたっては、当初は自社開発も含めて検討したという。しかし、いわき電子は中国福建省と台湾に生産子会社を持っており、海外工場も含めたシステム展開を前提とすると、社内の情報システム部門のリソースだけでは対応し切れない。こうしたことからERPパッケージの採用は必然的との結論に至った。

パッケージの選定には、2カ月程度を費やした。生産管理に強く、多言語・多通貨への対応などの選定項目が挙がったが、glovia採用の決め手となったのは、Webに対応していた点と、ベンダのサポート力だった。

佐藤マネージャーは「最終的にはglovia を含めて2社まで絞り込みました。やはり5年程度のスパンで稼働する基幹システムなので、サポートも継続的に受けられることが条件でした。もう1社のパッケージは機能面では満足のいくものでしたが、その点で不安があったのです」と打ち明ける。また、カスタマイズが容易で、独自機能の実装や他システムとの連携が柔軟に実現できる点も評価したという。

同社がERP パッケージに求めた機能は以下の6つだ。

  1. 工程負荷を考慮した製造計画立案
  2. 製番と非製番が混在する生産管理方式への対応
  3. 部材集約状況の把握
  4. 図面の版数管理
  5. 海外輸出入情報連携
  6. 代替部品運用への対応

いわき電子では、ユーザー企業側が引き取り責任を持つ一定期間分の発注計画を受け取り、それから量産にかかる。しかし、発注計画は4週間〜8週間分程度が一般的で、それ以後の情報は見込みでしかない。一方、調達のリードタイムは90日におよぶケースがあり、確定計画を受け取ってから発注していたのでは間に合わない。その結果、変動要素のある見込み計画を横目で睨みながら発注することになる。

常態的に生産計画が変動する中で、調達を含めたリードタイムを短縮するためには、柔軟に対応できる機能が必要とされた。

また、4.図面の版数管理 と、6.代替部品運用 への対応が重要な課題となった。

2000 年は世界的にPC や携帯電話の普及が拡大し、電子部品不足が深刻な状況に陥った。いわき電子も例外ではなく、製品の仕掛かり中に部品調達ができないといった状況が頻繁に発生した。このような場合は、製品の設計情報を変更し、代替部品で間に合わせなければならない。

従来の紙の図面による運用では、設計変更を生産に適用するタイミングが、基本的には設計変更以後のオーダーからとなっていた。時には次ロットや指定した期日以後ということにもなった。また、部品手配までのリードタイムを削減するには、部品不足による設計変更を生産管理システム側で素早く捉えるとともに、その情報を技術部門に投げる必要があった。

そのため、技術部門にPDM を導入し、生産管理システムとの連携を図ることになった。


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