Webセミナー第3幕
過熱する再編劇で勝ち抜く!
ITの戦略的な導入・活用で売り上げと粗利を拡大させる
小売業を取り巻く環境は大きく変化し、家電業界をはじめ、再編が加速しています。小売業における経営を考える時に、欠くことのできないのがITの戦略的活用です。小売業では顧客に対するサービス、店舗運営、そしてチェーン全体の経営、の3つの角度からITを考える必要があります。小売業における今後のシステム化において、どのようにITを活用し、顧客へのサービスを向上させていくか、どのようにして経営の精度を高めていくのか。富士通株式会社 中堅ソリューション事業本部 販売推進部 担当部長 古澤正仁に、最新技術動向や経営基盤と競争力の強化のための課題やポイントについて聞きました。
小売業が取り組むべきテーマ

富士通株式会社
中堅ソリューション事業本部
販売推進部
担当部長
古澤 正仁
家電量販店の再編の動きなど、小売業を取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした中で、小売業には、
- (1)経営統合や取引先とのコラボレーションなどの「統合/協働」
- (2)電子取引の国際標準への追随やRFIDへの取り組みなどの「グローバル/標準化」
- (3)食の安全やプライバシー保護などの「コンプライアンス」
- (4)内部統制整備や労働時間適正把握基準遵守など「制度/法規制」への対応
が求められています。
このような環境下、大手小売業中心に
- (1)企業統合/再編に伴う管理体系の見直し、物流効率化、ECRの推進
- (2)生鮮標準コードへの対応、RFIDへの取り組み
- (3)トレーサビリティへの対応、顧客情報に対するセキュリティ強化
- (4)SOX法対応、減損会計への対応
などの対応を進めています。大手小売業が各課題に対応していく中、中堅小売業もいずれ追随していかなければなりません。富士通も大手小売業に対応した経験を生かして、中堅小売業の支援をしていきたいと思っております。
顧客満足度向上を図る店舗システム
一方、小売業の現場を見てみると、消費者ニーズはますます高度化し、携帯電話やPCを手にした消費者は益々情報に敏感になり、情報を携えたうえでの消費行動に興味と満足を見出しています。情報を受け取り、その情報を携えて来店される顧客に対して、満足の得られる商品、サービス、情報を提供することが、これからの小売業の売上、利益の拡大につながります。
富士通はIT活用による「お客様との接点の改革」が今後の小売業の重要なテーマの1つになると考えています。顧客へ高度かつ積極的な情報提供・アプローチをするために、店舗内外を問わず、プロモーション・決済といった様々な場面でのIT活用を提案しています。
例えば、店舗においては、買い物情報を提供する電子案内掲示板、商品情報やチラシ情報を掲載する電子ペーパー、商品選びの情報や特売情報を提供するお買い物ナビカートのほか、セルフチェックアウトPOS、KIOSK端末などを活用することにより「お客様との接点の改革」を支援しています。
店舗業務効率化へITを活用
顧客へのサービス、利便性を高める一方、店舗での業務の効率化、収益率の向上とコスト削減も小売業の重要なテーマの1つです。富士通は最新のITを活用した店舗業務の効率化も提案しています。
POP作業の軽減やチラシ掲示作業の効率化を実現する電子ペーパー、物流および検品作業を効率化するRFID、データのリアル連動やTCO削減のためのセンター集中POS、発注作業労費軽減のための自動発注、補充発注精度を向上させるEOB・需要予測などを活用することにより店舗業務効率化を支援していきます。
店舗を支えるバックヤードの基幹システム
もちろん、小売業のシステムは店舗システムだけではありません。消費者の接点となる店舗をコントロールし、全社としての売上、利益を確保し、コスト削減を支えるのが本部であり、本部の基幹システムです。基幹システムは商売そのものを管理するマーチャンダイジングシステムや会社の利益を明確に把握する会計情報システムなどが中心となりますが、最近は企業全体の業務をカバーする統合業務パッケージである「ERP」が注目されています。しかし、「ERP=多大な投資」という印象が強く、大企業用のシステムと認識されているのが一般的です。
富士通では中堅企業に向けた、段階的に構築できるERPを開発し、提供を始めました。優先順位の高いシステムから段階的に導入することにより、初期投資を抑えながら、容易にERPを構築していくことが可能となりました。
この本部システムであるERPが店舗の人(社員、パート、アルバイト)、モノ(商品、サービス)、金(売上、利益、経費)を適切にコントロールし、経営基盤を支えていきます。
経営基盤を支える本部システム
本部システムは店舗の業績が目標どおりに推移しているかをチェックし、業績の悪い点を洗い出し、現場での改善を行い、その結果を再度確認するといった「PLAN-DO-SEE」を適切に、継続的に回すことが最も重要な役割になります。
経費まで含めた店別、部門別での損益を把握し、経営的立場から財務会計面、管理会計面より、業績をチェックしていくのが会計情報システムの役割です。店別部門別から商品別までの売上・仕入・在庫・荒利まで把握し、商品管理面から業績チェックを行い、具体的な商品施策に活用していくのが小売業の販売管理システムであるマーチャンダイジングシステムです。会計情報システムとマーチャンダイジングシステムは、表裏一体のしくみとして連携し経営基盤を支えます。
中堅の小売業が抱える課題を解決するERPパッケージ
富士通では中堅企業の経営基盤を支えるソリューションとして、中堅企業向けERP「GLOVIA smart」を提供しています。会計・人事給与ソリューション、ポータル、ワークフローなどのフロント系ソリューション、そして、業種特性を考慮した細業種別の販売管理システムである業種ソリューションを体系的に提供しています。
小売業向け業種ソリューションとして、3月末よりスーパーマーケットを代表とする量販店向けの販売管理システム(マーチャンダイジングシステム)である「GLOVIA smart 量販店」とショッピングセンター向けテナント管理システムである「GLOVIA smartショッピングセンター」の提供を開始したので、この2つのソリューションについて紹介したいと思います。
中堅の量販店では、品切れ/チャンスロス、過剰在庫/廃棄ロスをなくす為にいかに適切な発注を行うか、死に筋の商品を見極め、いかに商品の改廃を速やかに行うか、いかに効果的な特売を企画するか、に苦労されていると思います。
今回提供するGLOVIA smart量販店では、特に発注システムの充実とバイヤー支援情報提供の強化をはかっています。中堅企業でも運用可能な3種類の自動発注機能を用意して適切な発注を支援していきます。また、特売企画、商品の改廃、仕入先との交渉などに必要となる情報をバイヤーさんの思考に沿った形で使いやすく提供します。
人手不足の中、いかに現場の負荷を軽減しながらシステムを運用するかを重要課題に、現場の方の立場に立っての運用のしやすさ、オペレーションのしやすさに様々な工夫を凝らしたシステムづくりを行っています。
GLOVIA smartショッピングセンターは、デベロッパーのテナント管理の負荷をいかに軽減し、かつコストを抑制するかを最重要テーマの1つとしています。クレジットセンター端末であるCCTの利用を基本としたシステムで、今までのクレジットサーバの運用、メンテナンスの負荷やテナントのPOS運用、サポートのコストを大幅に削減します。テナント管理の負荷が軽くなる分、多くの顧客に来店を促す顧客プロモーションを支援する仕組みを強化しています。顧客向けの情報端末であるKIOSK端末との連携により、顧客ランク別ポイントサービスやお誕生日ポイントサービスなど、優良顧客、固定客を増やしていく為の様々なプロモーション展開を支援いたします。
このように、富士通は最先端技術を応用した店舗システムから店舗管理、経営管理まで一貫したソリューションを提供し、中堅中小規模の小売業様の競争力向上を支援してまいります。5月17日、18日に行う「富士通フォーラム2007」では、ここで紹介した様々な最新技術や「GLOVIA smart」の新製品をさらに詳しく紹介する予定です。ぜひ足をお運びください。
なお、今回のセミナーでは、小売業のシステム化動向と取り組むべきテーマ、そしてIT化による「お客様との接点の改革」について、リテイルソリューション推進部統括部長 滝口より、また、チェーン全体の経営効率化を実現する新ソリューション「GLOVIA smart」の紹介を中堅ソリューション事業本部の古澤より、それぞれお話しさせていただきます。

図.GLOVIA smart量販店の業務ソリューション
関連セミナー
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富士通フォーラム2007 大阪開催
会期:2007年7月26日(木曜日) 会場:大阪国際会議場
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富士通フォーラム2007 東京開催
会期:2007年5月18日(金曜日) 会場:東京国際フォーラム
本フォーラムは終了しました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。
下記セミナーにつきましては、当日の講演内容をWebセミナー第6幕で公開していきます。
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| S2-43 |
16時30分~17時30分 小売業の情報化戦略と現場改革
富士通株式会社 |
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