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CRM
[ 2007年11月1日掲載 ]
解説
顧客指向の対応で、顧客との関係構築を中心とした経営手法
CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客のニーズや志向を把握し、顧客指向の商品やサービスを提供することで、強固な関係を築き、自社の収益力や競争力の向上に結びつける経営手法です。
企業論理の商品中心主義から、顧客論理の顧客中心主義への脱皮をもたらすものとして、欧米生まれの手法として取り入れられました。しかし、その実態は、例えば魚屋の店主が「活きのいいカレイが手に入ったので、カレイが好きな田中さんに勧めよう」というように、日本に古くからある商人文化そのものとも言えます。
CRMは、顧客接点のあらゆる場面で適用されるため、コンタクトセンター(コールセンター)での応対履歴管理や営業部門での顧客情報管理など、適用部門や範囲を明確化しづらい面があります。それゆえに、CRMを成功させるには、事前に目的や範囲、効果目標などを明確にしておくことが重要になります。
最近のトレンド
これまでは、CRMをCTI(Computer Telephony Integration)と捉え、コンタクトセンターにCTIシステムを導入する企業が多くありました。
最近では、これをさらにFAQ構築による業務の効率化やお客様の声(VOC:Voice of Customer)分析による経営戦略への貢献など、具体的な効果で評価する企業が増えてきています。また、これまで手付かずだった営業部門でも、SFA(Sales Force Automation)の導入による営業力の強化などを行う企業が目立っています。
富士通の取り組み
富士通では、過去の取引実績から、コールセンターの課題やニーズには一定のパターンがあることを突き止め、これを「型決めソリューション」として提供しています。例えばコールセンターの1つの形態であるお客様相談室における「型決めソリューション」は以下のとおりです。
- 応対履歴が残されていない、手書きの履歴で聞き逃すといった問題を解消する「お客様相談室内の効率化」。
- 過去の回答例を参照できず、その度ごとに調べ直す、回答レベルが人に依存してしまう、といったことを防ぐ「FAQを活用した応対品質の向上」。
- 他部門へ依頼した問合せの進捗状況の把握、重大なリスクの予見を実現する「他部門との情報連携強化とリスクの早期発見」。
- 経営に役立つ情報を素早くフィードバックする「経営戦略への有効利用」。
これら4段階の型決めソリューションの中から、各企業のお客様相談室の実情に合った解決策を見つけられるようになっています。
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