Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

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デル コンピュータ社 様 導入事例

「glovia.comで実現したデル モデルについて」〜デル コンピュータ様事例〜

Webサイトによるオンライン販売で、急激な成長を遂げた米国デル コンピュータ社。その独自のビジネスモデルは「デル モデル」として広く知られている。これを支えているのが、glovia.comだ。デル コンピュータ社はglovia.comを導入することで、市場変化に柔軟に対応できるビジネス環境を作り上げたとオマリー氏は説く。

GLOVIA International
代表取締役兼CEO

マット・オマリー氏

米国デル コンピュータ社の事例紹介に先だって、オマリー氏は業界を取り巻くキートレンドについて説明した。「GLOVIA社のビジョンは、ビジネスのグローバル化に対応し、その可視化と最適化を実現することです」と語るオマリー氏。「現在インターネットにアクセスしている世界人口は2億2,000万人、これが2003年には3.5億人になると予測されています。その内訳を利用言語で見ると、第1位は中国、2位は英語、3位はスペイン語と続いています。今後の経済成長率を見ると、第1位はやはり中国、以下ブラジル、インド、メキシコと非英語圏の国が続きます。つまり、2.2億人の半分は英語以外の言語でインターネットにアクセスしており、今後成長が見込まれる国も非英語圏が多いのです。既にインターネット・トラフィックの半分近くが、英語以外のドメインへのアクセスで占められているわけです」と続ける。このようにeコマースのグローバル化が急激に進んでいる以上、ソリューションも多言語対応が必須の要件となる。

さらにオマリー氏は「もう一つの大きな変化は、売り手から買い手へと重心が移っていることです」と指摘する。売り手/サプライチェーン中心のビジネスモデルから、買い手/デマンドチェーンを中心としたビジネスモデルへの変化が起きているのだ。「SCMにフォーカスしている会社は数多い。しかしどんなに優れたサプライチェーンの仕組みがあっても、予測データが間違っていたら意味がないのです。結局は、余分な在庫を抱えたり、部品を購入したりすることになる。今後はサプライチェーンよりデマンドチェーンにフォーカスし、リアルタイムに需要を予測することが重要なのです」(オマリー氏)。

これまでの見込生産型(Make To Stock : MTS)モデルの時代には、需要が供給を上回っていた。そのためまずは部品を購入して生産し、在庫を流通させることでビジネスを行っていた。「現在提供されているERPの多くは、この見込生産型モデルに合わせたアーキテクチャになっています。しかし、現在では消費者の好みに応じて様々な製品を作る必要があり、従来のモデルはもはや時代に適合しないのです」とオマリー氏は強調する。


デル モデルの成長を支えるglovia.com

では、これからの新しいビジネスモデルとは、一体どのようなものなのだろうか。この点についてオマリー氏は「Make to Order/Demand、つまり受注生産型のモデルを築くことが必要です。我々はS3モデルと呼んでいますが、Sell(販売)、Source(手当て)、Ship(出荷)の順にビジネスが流れることになります。ここでは、販売フェーズが一番先にあることに着目していただきたい」と説明する。

こうしたビジネスモデルを実現するのが、glovia.comである。「glovia.comは受注生産型に強い、eコマース時代に適合したアーキテクチャになっています」とオマリー氏は強調する。最適化されたビジネスモデルとは、需要ありきのビジネスモデルだ。ERPはこれをドライブするエンジンという位置付けになる。

「世界的に著名な多くの企業が、ERPの導入の中断等,思うように導入できずにいます。多額の投資にもかかわらず、予想した効果を挙げられないのです。デル コンピュ−タ社も過去にこのような経験をしました」とオマリー氏は語る。

このためデル コンピュータ社では、新システムの構築にあたって非常に厳しいベンチマークテストを行った。最終選考では、glovia.comが唯一、デル コンピュ−タ社が求める要件を満たし、5,000同時ユーザーを達成したglovia.comが新システムに採用されることとなった。現在世界9拠点にglovia.comが導入されており、3,000同時ユーザー、毎時36,000ビジネストランザクション、40,000在庫トランザクションを処理している。

「デル モデルは3Sモデルの代表的な例と言えます。顧客はクレジットカードで決済するため、デル コンピュータ社は5日以内にキャッシュを手にすることができる。これに対してサプライヤへの支払いは45日後。キャッシュを40日間手元に置けるため、製品そのものの価格が原価ぎりぎりでも十分に経営が成り立つ」とオマリー氏は説明する。

主要なIT企業の棚卸資産の回転率を比較すると、デル コンピュ−タ社は79.92と群を抜いている。2位以下の企業はせいぜい5〜20弱程度だ。オマリー氏は「かつてある著名な企業が、当社は会計業務のIT化などで経営効率を上げていると宣伝していた。しかし製造業のビジネスの基本はあくまでも製造にある。結局見込み生産型のビジネスモデルを取っていたその企業は、この不況で大量の不良在庫を償却するはめになった。これに対してデル コンピュ−タ社は売上が落ちても利益を出しつづけている」と強調する。

LaVerne Council(ラバーン・カウンシル)
Vice President, World Wide Operations
InformationTechnologies, Dell Computer Corporation

Matt O'Malley(マット・オマリー)
President and CEO, GLOVIA International

オマリー氏はビデオを使用し、「グロ−ビアは、当社の要望に応えてくれたERPベンダ。glovia.comのおかげで当社のコア・コンピタンスを活かせるシステムが実現できた」というデル コンピュ−タ社情報システム担当重役の生の声を披露。「デル コンピュ−タ社がなぜglovia.comを選んだか、その理由としては複雑な部品表や高度な在庫管理の仕組みをカバーできる機能の豊富さ、リアルタイムの原価計算や複雑な購買プロセスをサポートできること、ビジネスプロセスの変化への柔軟な対応、大量アクセスにも耐えられる安定性とスケーラビリティ、それに既存のシステムとも容易に統合できる点などが挙げられる」と力強く語るオマリー氏。

新システムは非常に短期間で構築され、万一に備えて設置された障害対応ルームもシステムが稼動した9日後には撤去された。「デル コンピュ−タ社はこの実績を高く評価し、当社に記念のプレートを贈られた。この信頼に応えるべく、今後も全力を尽くしたい」とオマリー氏は語った。


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