現在、こうした従来の実績とノウハウ、それに最新のテクノロジーを盛り込んだ次世代型GLOVIA「Extended-GLOVIA」の開発が進められています。現在市場には様々なERP製品が存在していますが、Extended-GLOVIAはこれらと十二分に対抗できるだけでなく、市場自体をリードしていけるような製品にしたいと考えています。
Extended-GLOVIAの特長としては、最初からグローバル対応を考慮した製品であることが挙げられます。 GLOVIAの開発元であるGLOVIA International社では、北米、アジア、欧州に開発拠点を保有しています。また、GLOVIA/SUMMIT、GLOVIA/SCP、GLOVIA-Cについては、全国に展開する富士通の関連各社が開発に携わっています。こうしたグローバルな開発網を結集することで、ワールドワイドに広がるビジネスをサポートできる製品を目指します。 これらに加えて、既存の様々なシステムとの共存を前提としている点も見逃せません。
これからのビジネスは一つ企業内に閉じるのではなく、複数の企業の連携による『バーチャル・エンタープライズ』によって進められることになります。たとえば自社の販売部門だけでなく、販売会社や協力会社、さらには顧客の情報まで取り込むことで、ビジネスが成り立っていくわけで、それには、社内・社外に散在する様々なデータを迅速かつ正確に把握し、ビジネスに活かしていくことが必要です。
ERPベンダの中には、すべてのシステムを一つのパッケージに置き換えることで最適化を実現すると謳っているところもあります。しかし、バーチャル・エンタープライズ環境においては、異なるシステムやアプリケーションが存在するのが当然であり、単一のERPパッケージだけですべての環境が構築されるケースの方が稀であると言えます。 これからのシステムは、『剛・硬・密』ではなく、『柔・軟・疎』がキーワードになります。ヘテロジニアスなシステムの情報を、自在に取り扱えることが重要なポイントです。そこで、Extended-GLOVIAは、『Best Of Breed』、『レガシーとの共存』を掲げています。また、段階的なシステム導入を可能とすることで、お客様のリスクを可能な限り低減させています。 最初の製品は、2002年末にリリースされ、その後、ラインナップ拡大が順次図られる予定となっています。既存のアプリケーション資産についても、EJBコンポーネント化を推進していく予定で、ビジネス環境が大きく変わったとしても、会計や製造などの分野で培ったノウハウは引き続き活かせると考えています。そこで、これらの資産をEJBコンポーネント化すると同時に、Interstage CollaborationRingとの連携も進め、社会や市場環境の変化にも容易に対応できるシステムを実現させていきます。