FUJITSU
Worldwide|サイトマップ
THE POSSIBILITIES ARE INFINITE
Japan
GLOVIA

このページの情報は、2003年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

2000年3月号掲載

特別企画 ERPケーススタディ・シリーズ
webアプリケーション導入によって決算処理を迂速化した冷凍品製造卸のノースイ

スピード経営が言われる中で、会計情報にもスピードは必須になっている。
多岐にわたる冷凍食品を扱うノースイは、インターネット対応の会計システム導入で、日常会計業務、部門財務分析のスピードアップを実現した。

株式会社ノースイ

本社: 大阪市福島区玉川3-2-1
代表者: 代表取締役社長 安原和男 氏
設立: 昭和31年(1956)5月
売上高: 約501億円(99年3月決算)
事業内容: 水産物・農産物・畜産物の輸入および加工販売、冷凍食品の製造および加工販売
取り扱い商品:えび、魚介類、水産加工品、調理食品、冷凍野菜

50を超える「部門」の財務分析がスピードアップ

大阪に本社を置く株式会社ノースイが会計システムの入れ替えを検討し始めたのは、98年年末近く。いろいろなシステムが検討され、最終的には、インターネットに対応し、リアルタイム処理を可能にする富士通の「GLOVIA-C」が選択された。その内容は、一般会計、資金管理、手形管理、固定資産管理、部門財務分析。会計システムとともに「GLOVIA-C」の給与システムも導入された。
会計システム入れ替えのポイントはどのような点にあったのか。株式会社ノースイ情報システム部の古賀俊部長は次のように言う。
「きっかけは2000年問題への対応でしたが、もう一つ、ホストの負荷をいかに軽減するかというテーマもありました。というのは、基幹系システムが扱っている販売管理、入出金管理、生産管理などのデータが、従来の会計システムを導入した頃と比較して数倍に膨らんでいますから、ホスト中心のシステムから、クライアント/サーバ型システムへ移行するのが妥当だろうと考え、GLOVIA-Cに決定したわけです」
つまり、基幹系から会計システムを独立させ、基幹系と連係させるというシステム構築が行われたのである。
会計システムには、販売管理システムから、売上、入金、仕入、支出のデータが自動的に流れる仕組みになっており、これらのデータは会計データの約三割に相当する。

古賀 俊様(左)と松林 康弘様(右)の写真
株式会社ノースイ 情報システム部の古賀 俊 部長(左)と経理部の松林 康弘 部長(右)。

しかし、もちろん、それだけが会計システム入れ替えの理由ではなかった。経理部の松林康弘部長はこう言う。
「当社がGLOVIA-Cに求めた最も大きなポイントは、決算処理の迅速化です。当社は部門やセクションが多様に枝分かれしていて、これまでのシステムでは、月次の部門別損益分析をするにも、決算データを把握するのが遅く、それだけで時間を取られていました。今回のGLOVIA-Cの導入でその時間が短縮され、決算処理がスムーズにできるようになりました。この変化は大きいと思います」

実はノースイでは、部門財務分析に必要な「部門」が50以上にも上る。これは、いわゆる部門が50以上あるという意味ではなく、支店ごと、営業所ごとに、取り扱い商品である「えび、魚介類」「水産加工品」「調理食品」「冷凍野菜」で分かれていて、それに一般に言われる部門やセクションを加えると、それだけの数になってしまうのである。松林部長は言う。
「ですから、部門別の数字を抽出するだけでも大変なんです。それに、一つの数字を修正すると、関連するデータに次々に影響してきますからね。従来のシステムでは一つの数字を修正するのに2日ほどかかっていました。
それがGLOVIA-Cでは、すべての支店・営業所のデータがすぐ入ってくるので、処理寸前の修正でもあっという間に処理できてしまう。時間的効率の良さには驚いています」


日常の会計業務も時間短縮

これまでの会計システムでは、支店、営業所で日次の会計業務が処理され、それを本社へバッチ転送、処理するという方式がとられていた。それだけに、リアルタイムで数値を把握することが難しく、何か問題が起きると、本社の経理部から支店、営業所の経理に連絡して、支店、営業所で修正、再び本社に送るということが行われていたため、時間のロスも出ていたわけである。


ノースイの会計システムのメニュー例。

さらに、システム的にも本社と支店、営業所ではレベルの違いがあった、と古賀部長は言う。
「例えば、本社では照会画面が出せるのに支店では出せない、という不満がありました。その点、インターネットに対応したGLOVIA-Cは、本社でも、支店、営業所でも統一的に使えることも、選択の決め手になったと思います。
東京では処理が終わっているのに、札幌はまだ済んでおらず、締めが後ろにずれ込むということもありましたから。GLOVIA-Cに替えてからは、リアルタイムで集計したデータが入ってくるようになり、スピードアップが図れたと思います」
また松林部長もこう語る。

「会計の立場から言いますと、365日の日常業務の集大成が決算なんです。ですから、3月末決算なら4月1日に決算書ができればパーフェクトです。実際には無理ですが、4月1日に限りなく近づけようと1日でも短縮させるのが理想であり、今回のシステム入れ替えの狙いもそこにありました。実際、日常業務および月次決算は早くなり、年度決算が早くなると思います」


インターネットによる経営システムへの足がかりとなるGLOVIA-G

経理部の作業上で最も大きな変化は何だったのだろうか。これについて、松林部長はこう述べている。
「リアルタイムにデータが出力できるので、全店の入力情報がその場で確認できて作業できるということでしょうね。修正する場合でも、本社から指示を出す必要はなく、それぞれの支店、営業所が自分たちでやってくれるようになったことがうれしいですね」
これによって、支店、営業所の経理部門が問題意識を持つようになったのも「GLOVIA-C」導入の一つの成果と松林部長は言う。
「現在は本社集中型で決算処理をしていますが、それぞれが責任を持てば、本社の機能を分散することが可能になります。例えば現在、販売ではそれぞれが回収して、それを本社に集中させていますが、個々がレベルアップすれば支店、営業所ごとに回収・支払ができ、独立した一企業として会計を行うということも可能になります。
本社に集中している分を身軽にするだけでも意味はありますが、これからは経理部門に対するトップからの期待も増えると思います。そのためにも、身軽にすることは重要だと思います」
「GLOVIA-C」の特徴の一つは、導入期間が短く、コストが安いという点にあるが、ノースイの場合、99年3月頃から入れ替え作業を開始して、稼動しだしたのが五月中旬。短期間と言ってもいいだろう。コストについても古賀部長は次のように述べている。
「パフォーマンスを考えると私自身は納得しています」
単に“現在”のパフォーマンスだけでなく、古賀部長は今後に対する期待を次のように語る。
「GLOVIA-Cを足がかりとして、今後はインターネットを利用した経営システムへの広がりも考えていきたいと思っています。今、ホームページを立ち上げようとしていますが、さらにインターネットを活用したEDIなど、関係会社を含めた情報システムを構築していくことも視野に入れています。今後は、連結決算、キャッシュフロー経営など、情報システムに求められるものはもっともっと多くなっていくと思いますからね。GLOVIA-Cの導入がその足がかりにもなっているという気がします」

GLOVIA
目次へ戻る
元のページへ戻る ページの先頭へ

All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU