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使いやすさと情報統合で進化する“経営管理”基盤(1ページ)

富士通は4月、中堅企業向けERPパッケージ「GLOVIA-C」の新バージョン「XI」(イレブン)を発表する。
一般のERPと一線を画し、「経営のための情報統合」機能を磨いてきた同システムは今回、どのような機能進化を果たしたのか。
GLOVIA事業本部の渡辺雅彦プロジェクト統括部長に話を聞いた。


富士通株式会社
GLOVIA事業本部 プロジェクト統括部長

渡辺 雅彦

聞き手:新製品「GLOVIA-C XI」で目指したものを教えて下さい。

渡辺:さまざまなポイントで機能強化を図っていますが、大きなものは使いやすさとデータ統合です。

経営状況の50%は会計データから判断できると考え、これまでGLOVIA-Cでは「経営のための管理会計」実現に力を入れてきました。

前バージョンから搭載した「FDWH」(Financial Data Warehouse)などは、そのコンセプトを具現化する最たるものです。明細レベルの会計データをデータウェアハウス(DWH)に蓄積するようにして、管理会計で必要となる集計・分析機能を提供しています。

つまり、GLOVIA-Cは経営支援を目指したERPであり、業務支援に特化したERPではありません。今後もこのコンセプトを追いかけ続けることに変わりはないでしょう。

ただ、立ち止まって考えてみると、システムが経営に近づくほど、使いやすさが求められることに気づきました。データを管理する基盤の部分は、ある程度できあがったわけですから、今度はデータを出し入れするハンドリングの部分をもっと改善すべきだということです。

データ統合の強化とは、パートナー様のアドオン製品を含む、会計・販売・人事給与・生産といったGLOVIA-C シリーズの中で、業務やシステムをまたがる緩やかなデータ統合を実現することです。

もちろんGLOVIA-C はERPですから、業務システム間のデータ連携は今までも可能でしたが、管理会計を重視するなら、要約された振替伝票より詳細データを持つ原伝票のレベルで連携できた方がよいでしょう。業務処理上も便利だし、経営管理の点からも望まれています。

ただ、そうしたデータを統合するとなると、システムが複雑になり、ユーザー様の投資額も跳ね上がってしまいます。それを防ぐ仕掛けをどう作るかが課題でした。



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