国立大学法人会計基準に対応した財務会計システム
「GLOVIA 会計情報システム Campus」

2004年4月。行政改革の一貫として取り組まれてきた国立大学の法人化が、いよいよ実施される。これに伴って業務のあり方も大きく変化。今後は会計業務においても、民間企業と同様の処理が求められる。そこで富士通では、国立大学法人会計基準に対応した財務会計システム「GLOVIA 会計情報システム Campus」を提供。国立大学の新たなチャレンジを確実にバックアップする。

富士通株式会社
システムインテグレーション事業本部
第三システムインテグレーション事業部
大学システム部長
大山 幸信

富士通株式会社
システムインテグレーション事業本部
大学システム部
プロジェクト課長 ITコーディネータ
斎藤 博久
国立大学の法人化作業が、いよいよ大詰めを迎える。2004年4月には、国立大学や国立高専などが一斉に法人化される予定である。業務面でも様々な変化が生じることになるが、その中でも大きいのが会計業務の改革だ。財政の透明性を高めるという観点から、今後は民間企業と同じく財務諸表などを作成することが求められている。
富士通 システムインテグレーション事業本部 第三システムインテグレーション事業部 大学システム部長 大山 幸信は「国立大学には国から予算が付きますので、従来の官庁会計処理は引き続き残ります。しかも、今後はこれに加えて、企業会計の処理も行わなくてはならないのです」と説明する。
官庁会計と企業会計の両方の処理を行う以上、単純に考えても業務量は倍増する。しかも、国立大学にとって、新たに加わった企業会計はまったく未知の世界だ。富士通 システムインテグレーション事業本部 大学システム部 プロジェクト課長 ITコーディネータ 斎藤 博久は「官庁会計は現金主義ですから、資金の出入りだけを押さえていれば良かった。しかし、今後は未払いや未収といった発生主義に基づく処理も必要になります。こうした新しい業務形態に、どう対応するかが大きな課題になっているのです」と語る。
行政改革の一貫として行われるプロジェクトであるため、業務処理量が増えても増員は行われない。現状と同じ人員で新しい業務をこなしていくためには、業務の自動化・効率化を推進することが不可欠。いかにして次世代の業務環境を実現していくか、多くの国立大学が頭を悩ませている。
そこで富士通では、国立大学法人会計基準に対応した新たな財務会計システム「GLOVIA 会計情報システム Campus」を開発。2003年4月に販売を開始する。
「GLOVIA 会計情報システム Campus」は、「経理業務」「予算管理業務」「財務業務」「資産管理業務」を基本パッケージとして提供。さらに、オプションとして「物品請求」「病院連携」などをラインナップしている。国立大学には「新汎用システム」と呼ばれる大学共通の事務システムが導入されているが、「GLOVIA 会計情報システム Campus」はこうしたシステムとのインタフェースを実装し、新たな会計業務とのシームレスな統合を実現。また、将来的には「電子事務局」を支えるインフラとしても活用できる、高度な発展性をも兼ね備えている。
「調達・購買業務については、GLOVIA 会計情報システム Campusの『物品請求』オプションをご利用頂けるのはもちろん、既存のシステムと連携させることもできます。各校の要件に応じて柔軟なシステム構築が行えます」と大山は語る。付属病院を持つ大学も、「病院連携」オプションを利用することで、既存の医療情報システムや病院管理会計システムとの連携させることが可能になっている。
「GLOVIA 会計情報システム Campus」の長所について、大山は「富士通は国立大学の情報システムにおいて、4割以上のシェアを誇っています。国立大学の予算管理業務に対する経験とノウハウも豊富に蓄積しており、これがGLOVIA 会計情報システム Campusにも十分に盛り込まれています。汎用のERPパッケージとテンプレートだけでは、GLOVIA 会計情報システム Campusほどきめ細かい対応を行うことはできないでしょう」と力強く語る。
GLOVIA 会計情報システム Campusには、実務をよく知る富士通だからこそ実現できた機能が数多く備わっている。「たとえば、予算課目から勘定課目に自動仕訳を行う『学習機能付き自動仕訳機能』てす。今回は極めて短期間にシステムを導入しなくてはないため、事前に取引パターンをすべてセットアップすることは不可能です。ですが、こうした機能があれば、スムーズに業務を進めることができます。この他にも、予算課目の情報を自動転記する機能など、業務効率向上に役立つ様々な機能を搭載しています」と斎藤は語る。
もう一つのポイントが、数多くの企業会計システムで実績を積んでいるGLOVIAをベースとしていることだ。「効率的な大学経営を行うためには、様々な基幹データを分析していくことが必要です。その点GLOVIAはFDWH(Financial Data WareHouse)で明細データをすべて管理しているため、詳細な分析活動を行うことができます。しかも、従来型の業務では予算管理は予算管理、財務会計は財務会計と完全に分離されていましたが、GLOVIA 会計情報システム Campusなら、予算管理のデータと財務会計のデータを関連づけて分析を行うことも可能です」と大山は説明する。
これからの新しい時代を支えるシステムである以上、サービス・サポート体制の充実度も重要な要素だ。これに対して、富士通ではこうした点でも万全の体制を整えている。「当社では全国に300名以上の文教担当SEが存在しており、地域ごとにサービス・サポート拠点も展開しています。また、今回のようなケースでは、高度な専門知識を持つGLOVIAコンサルタントの力もご活用頂けます。導前から稼働後の運用までトータルにお客様をサポートいたしますから、安心してお任せ頂きたいですね」と斎藤は語る。
大山も「監査法人の中には、今回の法人化は明治維新にも匹敵する大事業だと言う方もおられます。それだけに当社としても、これまでの経験をすべて投入して、新しいシステム環境の実現に尽力したい。それにより大学の研究・教育の充実に、少しでも貢献できればと考えています」と今後の意気込みを語った。

[GLOVIA 財務情報システム Campusの運用イメージ図を拡大表示]
