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顧客サービスの向上と経営データの迅速な提供で
ビジネスホテル多店舗展開の成長戦略を強力に支援

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博多グリーンホテル様 導入事例



長引く経済不況の影響で、企業は社員の出張を抑制し、観光旅行者は、国外国内を問わず著しい減少傾向にある。世界的な経済環境の悪化は、ホテル経営を直撃し、業界は激しい淘汰の時代を迎えている。
こうした厳しい状況の中で新しい店舗展開を果敢に進める博多グリーンホテル様。富士通のホテル向けパッケージ・ソリューション「GLOVIA smart ホテル」の機能と特長を最大限活かすことで、顧客サービスの向上とビジネスの拡大に大きな成果をあげることに成功している。

[ 2009年10月28日掲載 ]



導入事例概要
業種: ホテル業
ソリューション: 宿泊予約、フロントレセプション、フロント会計、売上統計管理業務の脱専門職化による付加価値サービスの創造
製品: ホテル向けパッケージソリューション「GLOVIA smartホテル」

九州でのイベント開催といえば、まずは福岡。スポーツやコンサート、お祭りや団体の各種大会などが年間を通して開催されている。その福岡の中心街において4館ものホテルを展開するのが博多グリーンホテルである。客室数は独立系ホテルでは九州最大級の1,300室。利便性や低料金もあって、予約サイトでは常にトップクラスの成績を収めている。同ホテルでは「GLOVIA smart ホテル」を導入してペーパーレス化、予約業務のスピードアップ、フロント業務の正確化、宿泊プランの立案支援など、広範にわたる業務の効率化を実現している。

課題と効果
1 過度のカスタマイズにより、パッケージのバージョンアップに対応できなかった。 ノンカスタマイズを前提に誰でも操作できる環境を実現。バージョンアップにも容易に対応し、新機能への追随が可能となった。
2 予約状況がつかみにくい、予算見込みがタイムリーに把握できないなどの要因から、迅速な意思決定ができなかった。 売れ筋プランの把握ができるなど、新しい企画の効果がすぐに確認できるので、次の施策を打つ判断が速くなった。また、予算見込みの数字など経営判断材料の収集もスピーディーに行えるようになった。
3 新しいホテルが増えるたびにサーバ機器を増設する必要があり、他館への処理切り替え等で運用負荷が高かった。 4館をサーバ集中型で管理。1号館2号館はLAN接続、アネックスと天神の2館はインターネットVPNで接続し、運用負荷を軽減。処理レスポンスも向上した。
4 フロントでの精算業務で釣り銭のミスでトラブルになったり、集計が合わず徹夜作業になることもあった。 自動釣銭機を導入することでトラブルを防止。集計もまったくミスがなくなり業務を大幅に省力化。お客様と向き合える時間が増え、サービス向上につながった。

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導入の背景

独立系で九州最大規模のビジネスホテル

株式会社博多グリーンホテル
取締役 副総支配人
桝田 久義 氏

博多グリーンホテル1号館のオープンは1974年(創業は1973年)。親会社である株式会社菊谷茂吉商店が博多地域の繁栄を見越して設立したホテルである。「先見の明があったのでしょう。博多は九州の玄関口であり、大企業の支店の多くが福岡にあるので、出張者には絶好の条件です」と、取締役 副総支配人 桝田久義 氏は語る。
その先見の明のとおり規模は拡大し、2号館を1978年、博多グリーンホテル天神を2003年、さらに2009年9月11日には4館目となる「博多グリーンホテル アネックス」をオープンさせている。1号館、2号館、そして新館となるアネックスは博多駅から徒歩1分の好立地にある。「安いこと、近いこと、そして便利であること。これが当ホテルのモットーです。これが支持され、多くのお客様からご利用いただいております」(桝田氏)。
同ホテルでは10年前に富士通のホテルシステムCLERKS(クラークス)を導入した。2001年にはオフコンからPCサーバにリプレースしたが、使い込むうちに処理スピードの低下が目立つようになる。アネックス新設の計画が3年前から進む中で、現状のCLERKSの能力では4店舗対応は困難と思われた。また、旧システムは機能拡張にも限界があった。システムへ新しい要求をあげても、対応が難しい場合や費用が高額になるケースが発生した。「各サーバに入っている予約を、1ヵ所の予約センターで取り扱うのが大変でした。また、1号館と2号館は隣接しているのでLANで接続できましたが、天神は専用線で接続していました。新設されたアネックスも同じ接続形態では、回線コストが課題となります。こうした状況を勘案し、思い切ってシステムを刷新することにしました」と、営業部 部長 松本治郎 氏は説明する。


システム導入のポイント

ノンカスタマイズにより専門家なしで運用

株式会社博多グリーンホテル
営業部 部長
松本治郎 氏

システム刷新に当たって、最初に検討されたのが新システムの稼働時期であった。アネックスのオープンは2009年9月と決まっている。同時期の刷新では従業員に負荷がかかりすぎる。少なくとも前年には操作を始めて、慣れておきたいという理由で、2008年12月に新システムを稼働することが目標に据えられた。
システム導入のポイントとして桝田氏は次のように語る。「CLERKSは自分達で使いやすいようにカスタマイズしたため、却って仕様が複雑化しました。そのため、専門家が不在だといざというときに対応ができないことや、パッケージ本体がバージョンアップしても、私どもの業務が追随できないことなどが旧システムの反省点でした。そこで、バージョンアップが楽なシンプルな構成にして、機能アップはベンダーにまかせる。私達の業務は極力パッケージの機能に合わせていくという方針にしました」。こうしたノンカスタマイズを基本にするという方針を踏まえてシステム構築するパッケージの選定に入った。「各社のカタログ等を取り寄せて検討しましたが、旧システムとの親和性と導入負荷の軽減を考えて、富士通の『GLOVIA smart ホテル』に決定しました」と、松本氏は採用の理由を語る。さらに、桝田氏は「GLOVIA smartには宿泊のみでなく、会計や人事給与もシリーズ化されていることもあり、トータルな展開への期待もあって選びました。今まで富士通とは、大変いい関係を築けています。富士通ならまかせて安心と考えました」と、選定の経緯を振り返る。
「GLOVIA smart ホテル」に決定したのが2008年5月。本格的なキックオフ会議が8月にあって、11月から教育を開始。新システムの稼働開始は、予定どおり12月1日からとなった。「CLERKSをカスタマイズしていたとはいえ、同じ富士通のパッケージですので、新システムもスムーズに習得することができました。アネックスのオープンの際は、簡単な説明だけで、教育の時間を特に設けていません。導入負荷の軽減は期待どおりでした」と、松本氏は語る。


システムの概要

4館をサーバ集中型で管理

株式会社博多グリーンホテル
営業部 マネージャー 田中 耕介 氏

新システムは2号館のサーバルームにアプリケーションサーバとデータベースサーバを設置したサーバ集中型。1号館2号館はLAN接続、アネックスと天神の2館はインターネットVPNで接続している。
同ホテルならではの特長としては、Web連携の強化があげられる。「当ホテルは楽天などのインターネット予約利用数は地域で常に上位です。しかし、旧システムでデータ取り込みが可能なのは楽天に限られていました。そこで新システムでは、じゃらんなど他のサイトからの自動取り込みを可能にしました」と、担当した営業部 マネージャー 田中耕介 氏は語る。データ変換マスタの整備には時間がかかったが、大幅な業務の効率化が可能となった。
また、予約センターではデュアル・ディスプレイを採用した。「1画面には4館分の空き状況を表示して、もう1画面で予約を処理します。予約の際にお客様を待たせなくなりましたし、希望された店舗が満室でも、即座に余裕のある店舗をお客様にご案内できます。処理が素早くなったと現場に喜ばれています」(田中氏)。
さらに、全館のフロントに自動釣銭機を設置したり、アネックスには「カードキー」を採用するなどの新たな取り組みも行っている。

お客様へのサービス向上に役立つと好評な自動釣銭機

自動釣銭機導入については、「フロント業務の正確化と効率化、さらにお客様へのサービス向上にも大きな効果をあげることができました」と、桝田氏は語る。従来、釣り銭のミスでお客様とトラブルになることがあったり、1円でも集計が違っていれば経理処理に受け渡すことができず、徹夜作業になることもあったという。「何しろ1,300室もあります。その集計のために、フロント担当者が家に帰れない、お客様に向かえないという悪循環がありました。自動釣銭機の導入によって、お客様に接する時間が増え、サービス向上にも役立っています」(桝田氏)。
一方、カードキーを採用したアネックスでは、新システムもカードキーの運用に対応している。「カードキーがなければエレベーターで客室階まで上がることができないようになっています。セキュリティー面でお客様に大変好評です。また、従来はキーを紛失するとシリンダーごと交換する必要がありましたが、そんな心配も不要になりました」(松本氏)。


導入効果と今後の展開

「勘と経験頼り」から「数値として見える化」へ

環境対応の観点から取り組んでいるペーパーレス化に新システムは大きく貢献した。「従来、予約の確認は前夜に一覧を出力して確認、さらに朝に確認など、十数枚の帳票を何度か出力する必要がありました。今ではすべてディスプレイ上で確認できます」と、松本氏は語る。

デュアル・ディスプレイを採用した予約センター

また、「GLOVIA smart ホテル」には充実したメモ機能が用意されている。従来は、細かな指示や覚え書きを吸収する仕組みがなく、紙に書いて手渡していたが、メモ機能によりペーパーレス化を加速させている。
宿泊プラン企画やキャンペーン立案など営業戦略の意思決定にも活用されている。「タイアップやポイント10倍キャンペーンなどの反響が数字でリアルタイムに見えるので、即座に来月のプランを検討できるようになりました。また、従来は予約状況が1ヵ月単位でしか確認できませんでしたが、今では3ヵ月間を一覧できます。プランごとの売れ筋も把握でき、新たな対策も迅速に打つことができるようになりました」(松本氏)。
経営層から見ると、従業員の動きが見えるようになったのも効果として大きなこと、と桝田氏は強調する。以前は支配人から予算見込みを提出してもらうのに数日、ともすれば接客に忙殺され出てこないことさえあった。だが、今ではすぐに数字が返ってくる。その数字を見ることで、担当者の働きぶりもわかるようになったという。「私も経験と勘で多分こうだろうと判断していましたが、判断材料をそろえるのが早くなったため、会議そのものが不要なほどです」と、桝田氏は導入の効果について語る。
博多グリーンホテルが「GLOVIA smart ホテル」を導入し、その大きなメリットが明らかになり、親会社である菊谷茂吉商店で運用されている会計システム「GLOVIA smart会計」とのデータ連携も構築中である。両者の連携がまもなく本格化しようとしている。「GLOVIA smartでグループ全体の最適化を図るのが当面のゴールです」と、桝田氏は構想を語る。
今後もGLOVIA smartは、博多グリーンホテルの成長戦略を強力に支援していく。


パートナーメッセージ

株式会社富士通九州システムズ(FJQS) 産業ソリューション本部 ホテルソリューション部 佐多 博文

株式会社富士通九州システムズ(FJQS) 産業ソリューション本部 ホテルソリューション部 佐多 博文

お客様と共にシステム更新計画を開始して丸2年、博多グリーンホテルアネックス様の新築オープンを迎え、当初の計画通りに新システムの構築を完了することができました。
プロジェクト推進成功の要因は、博多グリーンホテル様との良好なパートナーシップにより多大なご協力を得られたことが第一と考えており、お客様には大変感謝致しております。
また、GLOVIA smartホテルパッケージ導入による業務改善について、高い評価を頂きましたことは、弊社の貴重な経験となりました。
今後も、システムの運用上で発生する新たな課題やアイデア等、お客様との意見交換を継続することで、業務システムのさらなる改善に向けて、富士通グループとして全力でご支援をおこなっていく所存です。


【株式会社博多グリーンホテル様 会社概要】

所在地 福岡県福岡市博多区博多駅中央街3-11
代表者 代表取締役社長 菊谷 茂吉
創業 1973年12月25日(ホテルオープンは1974年)
資本金 1,000万円
事業内容 ホテル業
ホームページ http://www.hakata-green.co.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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