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※日刊工業新聞 (2003年7月15日付)掲載記事
本記事は、日刊工業新聞社 電子メディア局の許諾を得て全文掲載しております。

富士通、グロービア製品を一新
−ERP・SCM・CRMを統合


富士通は業務パッケージソリューションの中核を担う「グロービア」の製品体系を一新、ビジネスモデルを再構築する。グロービアの二枚看板である統合業務パッケージ(ERP)とサプライチェーン・マネジメント(SCM)に加え、独自展開してきた顧客情報管理(CRM)を統合。これを機に製品群を顧客規模別に体系化し、それぞれ需要に合ったシステム構築シナリオを提案する。グループ会社を含めグロービア事業全体で約1000人を投入、製品売上高で前年度比30%増以上を目指す。


グロービアは同社の"ドル箱"ソフト製品の一つで、国産のERP/SCMではトップシェアを持つ。CRMでも草分け的存在だが、これまでは個別に製品提供してきた。しかし、独SAPをはじめ外資系の大手パッケージベンダーと伍していくには、製品連携が必須と判断。グロービアのブランドの下で、同社の業務パッケージを統合、国産ソフトの雄として外資系勢に挑む。加えてシステムの全体最適化を実現するIT基盤「トリオーレ」と一体化したソリューション提案も推奨し、ITベンダーとしての総合力を前面に打ち出す。

一方、製品の新体系は事業規模別に分類したのが特徴。年商500億円以上の大企業向け「エンタープライズ」、同100億―500億円規模の中堅企業向け「カンパニー」、同100億円以下の中堅企業以下向けの「ビジネス」の三つに分け、それぞれの分類で会計、販売、人事給与など機能別の製品群をラインアップした。技術中心の製品体系から、顧客規模と市場ニーズに合わせた体系にくくり直した形だ。

大企業向けでは、ERPやCRMなどのほか、従業員情報管理(ERM)「マイオフィス」やプロセス産業向けのERP「プロセスC1」を新規に追加。機能別の製品群を「EJB」仕様に基づきコンポーネント(ソフト部品)化し、顧客用件に合わせ、他社パッケージとの組み合わせが可能なビジネスモデルにも対応する。中堅企業向けは、従来の事業モデルを継承。中堅企業以下向けは会計、給与、人事の3製品を新規にそろえ、カスタマイズなしで低コスト・短期納入を基本モデルとする。

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